Quantcast
Channel: あぶそる〜とロンドン
Viewing all 2119 articles
Browse latest View live

クールな天使達が集うカフェ

0
0


お誕生日だった4月24日から始めた、
100日間毎日一枚の絵を描いてそれをYoutubeにアップ】と言うチャレンジが
もう70日を超えた。

この70日間は、絵を描いて、動画の編集をして、
YouTubeにアップロードするという毎日の繰り返しで
ホント、これだけに追われてしまったような日々が続いている。

毎日起きると、今日は何を描こうかな~?と考える楽しい習慣もついた。
チャレンジというと何か、大変なことのようだけれど、
なんでも、好きなように、自由に絵を一枚描くことが出来るこのチャレンジは
ハッキリ言って私にとっては、楽しみでしかない!
その上、毎日欠かさず絵を描いていたら、見えてきたものがあった。

それは、私が今一番やりたい、と思っていること。

私は欲張りだから、あれもやりたい、これもやりたい、
やりたいことが沢山あって、何を優先して良いのか、わからなくなっていた。

それが、見えたのだ。今一番やりたい、と思っていることが…

それは、絵本!

あ、やっぱりね…、と言う感じではあるのだけれど

70日、色々な絵を毎日一枚描いていたら、
ストーリー性のある絵、次に続きそうな絵を描く事が私は好きなのだ、
と言うことが、判明したのです。

キャラクター達が、絵の中で、何か事件を起こしてしまったり
事件を見つけてしまったりして、そして騒動が始まる!
それを私が見つけて、追って描き留める、と言う…

なんとも楽しい作業です。

それじゃあ、なんの絵本を描く?
やっぱり、私がずっと近年夢中になっている、
一押しキャラクターであるダイルクロコダイル氏の絵本よね

と、私は、そう思っていたのです…

さて、ここから話が突然変わり横道にそれますが、
大丈夫、最後は繋がります。

この数年帰国する度に、夫の出張にくっついて通っていたニセコ。
そこは、日本でありながら、日本ではない不思議な町です。
この不思議な町で出会ったのが
真っ白いトレーラーハウスカフェでした。
おいしいラテが飲みたいね~、なんていいながら
カフェを探していたら、目に飛び込んできたのです。

それはそれは、目を引く真っ白な素敵なデザインで、
なんと言えばよいでしょう?

【天から降りてきたスタイリッシュで、クールな天使達が集うカフェ】

そんなイメージです。

実は、今回のカフェビジットでは、そのカフェのことを書こうと、思っていたので
先日私はボーッとカフェのことを思い出し、絵を描き始めました。

すると、唐突に、
あぶそる〜とロンドンで
今は、長い間ご無沙汰してしまっている連載の主人公である、

【おじさん天使】が飛び出してきたのです!

あら、もしかしたら、これは
真っ白な天使からの啓示なのかもしれません。

「おじさん天使の絵を描きなさい!」

と、そう私に言ったような氣がしました。

その時、思ったことは、絵本のこと。

絵本の主人公は、ダイルクロコダイル氏ではなく
おじさん天使???

ふっと 「絵本を創ろう」と、思ってしばらくしたら
ふっと おじさん天使が 飛び出してきたのです、この連鎖…

これこそ、インスピレーション、神の啓示

と言うのではないでしょうか?

70日間毎日好きな絵を描いている、なんて言うのは
苦しい事ではないし、いわゆる修行なんてものじゃあありません。
でも、私にとって、好きに絵を描くまでは、楽しいお遊びなんですけれどその後、

大急ぎで慣れないトークを吹き込み苦手な動画編集をして
時間以内にそれをyoutubeにアップする、

と言うのはある意味
修行のような感じではありました。

よく、修行の後のふっと力が抜けた時に、インスピレーションが
降りてくる、って言うでしょ?

私のところにおじさん天使が飛び出してきたのが、そう言う時でした。
70日間以上続いていたyoutube修行の最中、ふーっと、リラックスしてお茶を飲みながら
北海道で出会ったあの天使のようなカフェのことを思いながら絵を描いた時

神の声が聞こえたのかもしれません。

こんなふうに考えると、楽しくなります。
こう言うことってあるのです。

インスピレーション、神の啓示、天からの声、
とそんなふうに言われていることは、
大体、思いっきり力を出し切って、リラックスした時に、
ふっと聞こえてくる、と言われています。

私はシャワーを浴びている時に、いいアイディアが浮かぶことがあります。
アイディアが浮かぶ、と言うけれど、
それは上からの声が聞こえる、と同じことなのかもしれません。
上とチャンネルを合わせてメッセージを受け取る、と言うチャネリングです。

私には、そんなこと、出来ない、とずっと思っていたのですが
実は、ずっとそんなことを私はシャワーを浴びながらやっていたのかもしれません。

そんなんで、今回はみんなにこの方法をお勧めしたいと思いました。
もし何か、自分の中で探し物をしているのだったら
この100日プロジェクトをトライしてみたらどうでしょう?

半分楽しく、半分はちょっとだけ、無理のないぐらいハードルを高くしたものを
設定すると良いのかもしれません。

自分の心に向かって、毎日毎日同じことを100日間続けてやっていたら
何か見えてきそうでしょ?

ポイントは、【あなたの好きな事!それに加え、ちょっとだけハードルを上げる事】

私は、こう言う修行的なものに、ちょっと魅かれるところがあるのです。
だから、何かこれからも心の迷いがあったときは、
この楽しい100日修行をやってみようと思います。

***************************

と言う事で、今回の神のお告げを届けてくれた真っ白なトレーラーハウス、
天使のカフェは北海道のニセコで見つけたのですが、
実は京都のカフェだそうで、それも世界中に広がっているのです!
なんと、ロンドンにも2店舗あるそうです!
是非、カフェビジットしてみてください!
(詳しい場所は次回)

私が勝手に命名した、真っ白なトレーラーハウスの天使カフェは
ニセコ、ヒラフのメインストリートに停まっています、がヒントです。

おいしいカフェを作ってくれた女性は、とってもチャーミング
もしかしたら、彼女こそが、天使だったのかもしれません…

とにかく、今年の後半、私がすべき事!
それは、今までに書いてきたおじさん天使のお話に、
絵をつけてみる事!

おじさん天使のシリーズは、何話もあるし
これは大きなプロジェクトになりそうです。
これこそが今年最大のチャレンジになると思います。

だけど、それが完成した暁には…
ウッフッフ…

さあ、皆様乞うご期待でございます!


まるでイスタンブール♡グリーン・レーンでバーチャルな旅

0
0

Gökyüzü  ゴキュズー

しばらく国外旅行は難しいなぁ・・・な〜んて、ため息をついている方、多いと思います。でも、そこは移民の街ロンドン。ちょっと視点を変えてみれば、いろんな異国をバーチャル体験できるはずなのです。

例えば南のストックウェルへ行けばポルトガルやブラジルを身近に感じられますし、東のKIngsland Roadを歩けば途端にベトナム気分に。メトロポリタン線に乗ってちょっと北東へ足を伸ばせば、インドのコミュニティが当たり前のように存在します。そして本日ご紹介するお店があるのは、北ロンドンのHarringay。ここはトルコ料理レストランが連なるハイ・ストリート、Green Lanesがある地域としても知られ、その長い通りを散策するだけで、イスタンブールにいるような気分を味わえることでしょう♪

Green Lanes周辺は、1950年代後半にキプロス島からの移民が数多く移り住んで定住した場所。その後はトルコ本土からやって来たトルコ人、クルドの人々、ブルガリア人たちもたくさん移り住み、国境を超えた地中海カルチャーのコミュニティを築き上げてきました。

そのGreen Lanesで、1999年から営業しているトルコ料理レストランのGökyüzü は老舗の一つであり、ロンドンに住むトルコ人たちが大きな信頼を寄せる伝統重視の店でもあります。店名はトルコ語で「空」と言う意味。「ゴ」の部分にアクセントがあるようです。

ゴキュズーのオーナーさんは90年代、シリアに近いアジア側のディープなトルコから移住してきた家族だとウェブサイトに書いてあります。ロンドンで「本物のトルコ料理」に出会うことが難しいと感じて今のお店をオープンしたのだそうですよ^^   テーブルにつくとすぐにサービスの自家製トルコ・パンとディップ類が運ばれてくるところは、本場トルコのホスピタリティを体現しているようでいつもドキュンと♡の矢が胸に突き刺さります^^

店名に呼応したスカイ・ブルーなのか、それともトルコ石を思わせるターコイズ・ブルーなのかな♪ タイルの色が綺麗です。

これはメイン料理についてくる生野菜サラダ。たっぷり♪  奥に自家製パンが見えています♡

私は無類の中東料理のファンでトルコにも何度か行ったことがありますが、ゴキュズーの料理は確かに正統派だと思います。なぜ中東料理ファンなのか。まず何をおいても味のバラエティが豊富=栄養バランスが良いことです。フレッシュな野菜と肉、魚を、生、グリル、煮込みなど様々な調理法で食べさせてくれるところが素晴らしい。日本では馴染みのない豆料理、噛めば噛むほど味わい深い、ほんのり出汁を効かせたライスやバルガーも美味しいし、独特のスパイス使いもドンピシャ好み。辛すぎず、甘すぎず。中東料理というとケバブをすぐに思い浮かべる人も多いと思いますが、田舎に行くと本当は煮込み料理が主流なんですよね。素材の味を生かした素朴な料理が多いなーと、いつも感心させられます。

右はラムひき肉を散らしたラフマーチョン。トルコでは軽いおやつみたいなものです。左はラム肉団子をグリルしてフラットブレッドで包み、トマトソースとヨーグルトでいただくメイン料理のSarma Kuzu Beyti。

コールド・メゼの盛り合わせとファラフェル! 自家製パンと一緒にどうぞ

羊のレバー! ここのはしっかりと焼いてあって美味しい。

ラムひき肉のダンプリング、Mantiはトルコ名物。ヨーグルトと一緒に。右はアニス風味のトルコの蒸留酒、ラク。水を入れると白濁します。

実は友人が主宰する「トルコ料理の会」なるものにも参加しており^^  毎回違うお店で伝統料理を味わうわけですが、フムス、ファラフェル、レバー、ボレッキ、グリル料理など定番品を注文することになるので、各店の味比べができることも楽しみの一つなのであります。例えば羊のレバーは個人的には注文しないメニューの一つですが、この会に参加すると必ず食べることになる 笑 そして「どこのお店がベスト」と言えるようになるのですね〜。そしてゴキュズーのものはベストの一つです!

ゴキュズーは現在、ロンドン市内に4店舗を展開する小チェーンになってはいますが、基本的に家族経営の姿勢を崩さず、創業当時からのレシピ=本場の味を誇りを持って提供している庶民のための上質トルコ料理店の一つです。しかもこのグリーン・レーン店はインテリアがとってもコンテンポラリーで、ゆったりと食事ができるところも気に入っています ^^  人数が多いとき、トルコ料理初心者さんを案内したいときは、ここに来て間違いないと思います。

豪快なミックス・ケバブは炭火焼グリルの盛り合わせ!

このボリュームを見よ。

4人以上いるとき、お肉好きがいるときは、ぜひぜひミックス・ケバブを頼んでみてください。日本の焼き鳥と同じく、ケバブの炭火焼き職人たちが丹精込めて焼いてくれる各種お肉のグリルをお腹いっぱいに堪能できます^^

デザートもここはクオリティ高いですよー。伸びるチーズをカダイフと言われる極細麺で包んでグリルするシロップ漬けの「キュネフェ」は、トルコ・デザートの定番。クロテッド・クリームそっくりのカイマックという中東のクリームを添えると至福です♡  もちろんバクラヴァとトルコ・ティーの組み合わせも捨てがたい定番の味。

上等のキュフェネ

ピスタチオのバクラヴァとトルコのお茶。黄金の組み合わせ。

バーも大忙し!

ロンドン内の異国、Green Lanes。通りを歩いているだけでイスタンブールに迷い込んだような気分にn食事をしている気分になれるので、ミニ・トリップ気分を味わいたい方にはGreen Lanesの散策、とってもおすすめです^^

再開いちばん乗り♪ ホッパーでモダンなスリランカへ

0
0

Kolamba  コランバ

7月4日にイングランドで飲食店のイートインが解禁になって、すぐに訪れたお店がこちら♪  ワクワクドキドキしながら、カーナビーの裏通り、Kingly Streetを歩いてみました。

お店を選ぶときに考えたのは、自分で作れなかったプロの料理をいただきたいなという思いと、友人と簡単にシェアできるものがいいということ。それから中心部のお店を見てみたいという思いから、2019年秋に登場しているモダン・スリランカ料理のKolambaを抜擢(笑)してみました。

土曜のお昼だけどちょっと寂しいKingly Street

スリランカ料理といえば、2015年、Sohoに颯爽と登場したHoppers以来、インド料理の陰に隠れてその個性を発揮できずにいた同国料理に俄然注目が集まった気がします。私自身、米粉でできた丸いお椀型のホッパーというクレープ様の軽食について知ったのも、Hoppersに行ってから。これがとっても美味しくて、またぜひ、食べてみたいと思っていたのです♪

こちらがKolambo! 私たちが一番乗りでした♪   あ、てことはこのお店の再開後の最初のお客さんてことですね♡

こぢんまりしてるけど、なかなか素敵なお店なのです

ランチを予約しようとしたら、ブランチ時間の最後のスロットしかオンライン予約できず、12時前に到着。その時間帯はまだまだ人通りもまばらでエリア全体が寂しい雰囲気でしたが、時間が経つにつれて人通りも増え、お店にもどんどん人が入ってきていい具合に。隣のテーブルには人を座らせないものの、外テーブルもある当店は「活気がある」と言ってもいいほどの混み具合になってきました ^^

Kolambaは、スリランカの首都、Colomboで幼少期を過ごしたスリランカ人のご夫婦が始めたベンチャー。飲食とは全く違う分野で活躍されていたお二人だけど、子供の頃に食べたカラフルでリッチなスリランカ料理の美味しさを伝えるレストランをオープンしたいという夢を、ずっと持っていたのだそう。そしてついに2019年に夢叶う。インテリア・デザインにも関わっていたオーナーさんのモダン感覚が伺える内装も高ポイントの一つなのです。

おつまみセクションから選んだのは、サモサかエンパナーダといったお顔の「パティ」。その中身は・・・

ウェルカム・スパークリング・ワインが来ました! 奥に見えているのがQRコード。

さて、解禁後にいくつかのレストランに行って発見した共通事項は、QRコードを読み取らせてメニューをみてもらうという工夫。紙のメニューを共有することを避けているのですね。そしてこの日は初日だったということもあり、なんとウェルカム・スパークリング・ワインのサービスが♡ ニクい演出に思わず心ほだされました。

私たちはブランチとランチの両方のメニューからバランスよく選んでみました。ホッパーを1つずつと、カレーを数種。前菜にはインドのサモサのようにいただける“パティ”を頼んだのですが、中身はバナナの花とジャックフルーツのタネ! とてもエキゾチックなのですが、食感はポテトのような感じでした。美味しかった!

こちらはエッグ・ホッパー! 米粉を溶いたものにココナッツ・ミルクを加え、お酒で少し発酵させてから、ポッパー専用の鍋でクレープのようなものを作ります。発酵生地なんですね〜

パイナップルとナスのカレー。美味しいけど辛い!

左が激ウマのダール、右下がモンクフィッシュのカレー。ライスも美味しい♪

カレーはサイド・ポーションのイエロー・モックフィッシュとダール。そして完熟パイナップルとナスの煮込みも。カレー類は奥行きのある味わいで間違いなく美味しいのですが、パイナップルとナスの料理は日本人の舌には少し唐辛子の辛さが強すぎたかな〜という感じです^^;   そのため、ライスを追加注文。このライスがプレーンと言いつつもやはり風味豊かで上手な炊き具合でした。

その他にも、オーナー夫妻のファミリーに伝わるレシピを採用した数々の伝統のスリランカ料理があるので、今度はまたグループで訪れてその他の味も試してみたいと思います ^^

・・・・・・・・・

さて、7月4日から1週間が経ちましたね。未だ再オープンできずにいるお店が多いことに気づくと同時に、7月4日初日に再開した一連の店舗には拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。

お店を守るための方法はいろいろありました。持ち帰りにもデリバリーにも対応せず政府からの指導に従って、補助制度や給付金をうまく使って待機していたところも多いでしょう。老舗になればなるほど、これを機会にそれまでの垢を落とし、ゆっくり休んで改修でもするか・・なんて気持ちで次なる章に備えているお店もあるのかもしれません。あるいは、これを機に苦しかった経営を手放し、また別のことに挑戦していこうと気持ちを新たにしているオーナーさんもいることでしょう。

そういった事情を鑑みるにつけ、イートインが禁止されていた期間でも持ち帰りやデリバリーに移行して頑張ってきた元気でやる気のあるキッチンだからこそ、7月4日に再オープンできたのだろうなぁと感慨深く思うのです。初日にお客さんを迎えるためには、十分な食材を確保し、政府のガイドラインに沿った仕様に整え、何よりスタッフを再雇用するスピードが必要です。その全てをクリアしたからこその、7月4日一番のりさん。今後の動きも追っていきたいと思います。

キリンの吐息:トキタアヤにZSLで会う

0
0


あぶそる〜とロンドン/Absolute London」読者の皆様、いつもお読みいただきありがとうございます。実は私も数年前から「あぶそる〜とロンドン」の読者であります。もちろん今も変わらず、皆さんと同じく一読者、一サポーターです♡  今やキーをポチっ!と叩けば、自分が必要としている情報が一手に集まります。それは食事中でも、はたまたトイレでも、さらに異国の地にいてもです。どなたもひとつはお気に入りのウェブサイトがあるのでは? 共通する趣味、憧れる人、生き方、行ってみたい場所、毎回お腹を抱えて笑い転げながら読むブログなどなど。私がこのウェブサイトを知ったきっかけは、渡英直後のことになります。当時、私は日本語で発信する情報が欲しかった。それがこの「あぶそる〜とロンドン/Absolute London」でした。イギリスから発信する「生」の声は、新鮮で刺激的なものばかり。食、居、生活、芸術、建築、音楽、健康、環境、人などジャンルは様々。ウェブサイトを見る、それは私の生活の一部分となっていました。

Time Out LONDON ありとあらゆるエンターテイメント情報満載の無料誌もcheck!

トキタアヤのウサギ穴で会いましょう
ある時「あぶそる〜とロンドン」のメニューバーにこんなタイトル名を見つけました。
ひとつ、カタカナで表記された名前。
ふたつ、不思議の国のアリスの世界を想像させるタイトル。
私はウサギ穴の世界を覗いてみたさに、キーをポチっ!と叩いてしまったのです…。

トキタアヤ
ロンドン在住のアーティスト。洋画とグラフィックデザインを専攻したのち、イラストの道へ。英高級紙「The Times」の挿絵イラストを担当。同紙から数多くの依頼を受け、新聞タイトル欄にエリザベス女王と並んでイラストが印刷される。児童福祉に関わる団体をはじめ、クライアント・ベースの仕事をするフリーランスのイラストレーター。4年にわたってロンドン動物園で週に一度ボランティア活動にいそしんだ経験があり、動物イラストは本物からのインスピレーション(あぶそる〜とロンドン著者紹介より)

時は2016年3月28日へと遡ります。「分身の術」(←こちらをポチっ!と)このエッセイを読んだ時、が〜〜〜んって来たんです。冒頭の北ロンドンが情景として浮かび、イラストの瓜二つの双子が向かってくる。瞬間、シュッと左右に分かれ、目玉がグルンと回って、このお話は終わるのです。読んでいる途中から、エッセイを書いた彼女ではなく、なんとこの私がエッセイを書いた彼女と置き換わったからです。この気持ち分かっていただけるでしょうか、このイラストにシュッとなってグルンなんです。文字が体感となって蘇る、この感覚に私の心臓と脳は魅せられてしまいました。それから毎回のアップが楽しみでした。覗き見たいタイトル、独特の言葉のリズムや閃き、そして最後にイラストが語りかける余韻、いや〜もう実に心地よいんです。どのお話も大好きで何度も読み返すのです。

さてここまで心地よくなってしまった私が次に考えてしまったこと、それは彼女のプロフィール画像のダースベーダーの隠れた素顔でした。プロフィールに、当時ロンドン動物園で週に一度ボランティアにいそしむと書かれてありました。何を思ったのか、ロンドン動物園に行きたい、そして彼女に会いたい、その気持ちが膨らんで膨らんで、とうとうその計画を決行してしまったのです。(コレ、完全なストーカーやないか〜)
まず週一の曜日を知りうるために、彼女を知る友人を仲間に引き入れました。友人は出勤日、そしてその日の勤務場所をタイムテーブルにして事細かにメールで送ってくれました。(ありがとう!友よ〜)あとはロンドン動物園に向かうのみ。今思うと初対面にもかかわらずよくもやったな、やってしまったなと恥ずかしい思いでいっぱいです。でもその時はそうすることが私の使命みたいな感覚だったのです。自分のフラットから徒歩でロンドン動物園に向かいました。なぜか途中のセント・ジョンズ・ウッドのスターバックスで、コイン型のチョコレートを購入したのを覚えています。

12月には昼間の3時半が夕暮れ時になり、動物園は4時閉園になります(同じ金額を払うのですから動物園は夏時間に行った方が絶対いいです〜)← 2018/10/3「秋とスケートボードより」

2016年どんより雲の寒い12月12日。目指すは「Butterfly Paradise」。
シールドで仕切られた向こうの世界はトロピカルヘブンでエキゾチックでした。27度に保たれた環境で、東南アジア、中央及び南アメリカ、東アフリカの蝶が頭上を華麗に飛び回っています。

Scarlet mormon アカネアゲハ インドからオーストラリアにかけての地域に分布。

Kallima inachus コノハチョウ 翅(はね)に褐色の黒い筋があり、翅を閉じると枯れ葉そっくりになる。隠蔽擬態する代表的な昆虫の一つ。準絶滅危惧。沖縄本島を北限とし、台湾から東南アジアに広く分布。

Atlas moth アトラス・モス 世界最大級の蛾。広げるとおよそ30センチにもなる艶麗な翅を持つ。主に東南アジア、中国南部、マレーシア、タイ、インドに分布。

その中を進んでいくと、動物園の制服を身に纏った黒髪の女性を発見。彼女です!その時ようやく我に返ったのです。あなた、一体何を話すの? 人見知りなあなたは何をしようとしているの? と、頭の中を横切りました。おそらく彼女の名前をお呼びしたこと、いつも「ウサギ穴で会いましょう」を楽しみに読んでいることだけはお伝えしました。それからその後のことはよく覚えていません。彼女のエッセイを読んでいただくと、年齢様々なご友人が登場します。その時もご高齢のご婦人が、彼女とずっと楽しそうにお話をされていました。私はその横で、きっとここでしか見ることができないであろう蝶たちをiPhoneに収めながら、とてつもなく長い時間を過ごしたような記憶が残っています。だって初対面で蝶の館までやってくる日本人の女性をどう思っていらっしゃるか、そう思うと恥ずかしさが込み上げてきていてもたってもいられなかったからです。ご婦人との会話のタイミングを見計らい、私はさっき購入したスターバックスのコイン型のチョコレートを彼女に手渡してParadiseをさっさと飛び出しました。今までずっと感じていた自分の心地よさが恥ずかしさに変化して、なんともバツの悪い…笑。まして一枚のチョコレートまで…おぉ恥ずかし…(TT)そんな面持ちで私は一人、最後になぜかキリンの長い首を見て帰路に就きました。

Paradiseを慌てて出てきたため、動揺して肝心なステキなお顔が撮れていない。素敵なお顔をご覧になりたい方はこちらをクリック

Butterfly Paradise訪問から約3年6ヶ月が経ちました。その後も私の彼女のウェブサイト訪問は健在です。日本での生活を再スタートさせてから私がただ願い続けていたことは、彼女の本物の絵を毎日みて過ごせたらどんなに心地いいだろうということ。ある韓国ドラマで「願わなければ生きてゆけない」という台詞がありました。だから願って願って願い倒してこの度夢叶いました。海を跨ぎ、空を超え、ロンドンから梅雨入りしたばかりの6月にトキタアヤさんの絵が届いたのです。この‘giraffe’をみるたび、2016年12月12日一人で訪れたロンドン動物園を思い出してなりません。日本国内ならオンライン注文で当日に配送される商品もあります。しかし遠い海の向こうでしか手に入らないものがあるのです。思い巡らせ決断し、その作品が海越え空超え、何事もなく無事にこの手に届くまで、そしてそれを手にしたときの喜びはひとしおです。これもまたニッポンで感じる英国には変わりありません。

キリンの吐息はこの世で一番いい匂いがするんだそうで、まつ毛は確か14センチもあると書かれておりました。←2017/1/8「キリンの吐息」より

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
拝啓 トキタアヤさま
2017年1月8日「キリンの吐息」で書かれたエッセイのイラストをここニッポンでみて過ごしています。
2016年にこのキリンが急に足を止め、柵からゆらっと頭を出して、じっと見つめられたことがきっかけで作られたとのこと。もしかしたら私は同じキリンを同じ場所で見ていたのかもしれません。
実はまたもや次なる計画を密かに考えております。
2018年9月28日「気分はもうロカビリー」で書かれたエッセイには、近所のスタジオで歌の練習をされているとのこと。もしその歌声を皆さんの前で披露されるような日があるならば、この私をどうぞみんなの中から見つけ出してください。
これもまた願わなければ生きてゆけない、でございます。あぁ、本日は心乱れてしまって申し訳ございません。
(最後はトキタアヤ風に締めくくらせて頂きました。)  敬具

Vapor trail(飛行機雲) / Giraffe

 

※※※※※※※※※※
トキタ アヤ(時田 あや)
https://www.ayatokita.com
◉ユニークな動物版画をはじめ、独特なトキタアヤワールドの作品がeショップで入手可能となりました。ウェブサイトでチェックしてみてください。また動物が大好きなアヤさんはオーナー様のご依頼で深い愛情を注がれているペットのポートレイトも描いていらっしゃいます。英国のみならず、日本在住の方々からのご注文の作品が、無事に届いたとのご連絡を頂くたびにいつも大きな喜びを感じていらっしゃいます。ご希望の方がいらっしゃいましたらどうぞお問い合わせくださいませ。

 

レトロな町はお好きですかな? Stow-on-the-Wold

0
0


御機嫌よう! コッツウォルズを走行中のバロンなのである。前回のBourton-on-The-Waterから北上し、自転車で30分ほどの距離にある古き良きイギリスのヴィレッジ、Stow-on-the-Woldに到着したのだ(前回「次はMoreton-in-Marshだと書いたのだが、見どころが多いのはこちら」)。ここもコッツウォルズ観光の目玉らしいので我輩も散策する事にしたのである!

ストウ=オン=ザ=ウォルドの町や町の周辺にはベンチに座って休める緑が多く、その二つが風景としていい味を出しておるのだ。700年も前から羊毛で栄えたマーケットタウンとしてコッツウォルズ内でも中心的な役割を果たした町なのであるぞ。中心部に広場があり、晴れた日にのんびり過ごすのにうってつけなのである。

町では建物が落ち着いた薄茶色のような色をしており(コッツウォルズ 特有のものなのであるな)、まるで一昔前に戻されたような雰囲気を感じ、レトロなワクワク感を楽しめる。前回のせせらぎを感じる村とは違った風景なのであるな。

中心の広場。ベンチでは地元の人や観光客が休憩しているのだ。

教会の木の下のベンチも素敵なのだ。

少し形が変わったベンチも・・・ベンチ特集でもしたいぐら素晴らしいベンチ風景が多いのである。

墓地も気持ちよさそうな静寂を漂わせているのだ。

路地に入ると不思議な世界に迷い込んだ感じになり、レトロな物を売るお店や飲食店などがたくさんあり、我輩としては楽しめる物ばかりなのである! そこで我輩は自転車を漕いだ褒美に我輩自身にアイスを奢ってやる事にしたのである。

沢山のお店が連なっておるのだ。この村ならではのお店を多々あるのである。

ここは骨董品が売っているお店 ユニークなお店が多いのである。

建物の色は見事にコッツウォルズなのだ。

ここの細い道を進んで・・・

ここを通り抜けると・・・

カフェ&アイス屋を発見!時間帯が遅いのでもう誰もおらぬがな!ガハハ!

我輩はここでスゥイーートなデザートを食べたのである。残念ながら写真はないのだ!

中はこんな感じなのだ。

町自体は小さく観光地エリアもそれほど大きくないのであるが、我輩としては十二分に楽しめた場所なのだ。ちなみにこの時も日本人がちらほらいて我輩としても心強い気持ちになったのである。

ちなみにさらに北上した場所にある鉄道駅のある村、Moreton-in-Marshの周辺も美しかった。やはりベンチに座って眺めたい風景なのである。

木と池と芝生がいい味を出しておるのだ。写ってないが、すぐ左にベンチもある。

次回は打って変わって大都会のバーミンガム / Birminghamに行くつもりなのである。チャーリーとチョコレート工場の舞台になった場所も見ていくのだ。

チャオベッラ ! 紙包みシーフード・スパゲッティを食べたい

0
0

Ciao Bella  チャオベッラ

風景に馴染むレストランというのがあります。あたかもずっとそこにあり、今も佇み、いつまでも変わらないかのように思える場所。文教地区ブルームズベリーのファッション通り、Lamb’s Conduit Street沿いにあるCiao Bellaも、そこになくてはならないレストランの一つです。

「古きよきイタリア料理屋さん」と呼ぶにふさわしいレトロな風情は、まるでローマの街角に佇んでいるかのよう。青いひさしの下では毎夜遅くまで常連さんや旅行者、ロンドン大学の学生さんたちが楽しげに歓談している様子を見ることができるはず^^ たくさんの種類のピザやパスタをはじめ、伝統のイタリアンがメニューに踊り、陽気なサービスで迎えてくれるところも「ザ・イタリア」。一度は行ってみたくなるキュートな老舗でもあるのです。

カジキのカルパッチョやアンチョビとモッツァレラのサラダなど、スターターもいろいろ。あ、袋入りのグリッシーニがテーブルにおいてあると気分上がりますよね!

ピザ風ガーリック・ブレッドと新鮮なトマトのブルスケッタ!

創業は1983年ですが、1999年に今のオーナーさんに変わっているようです。でもお友達からお友達へのバトンタッチだったようで、常連さんからの文句もありません。 世界で活躍するイタリア人スターや著名人たちのポートレートが飾られたデコレーションも、イタリア系飲食店のお約束^^  とにかく全てがイタリアンで・・・そう、イタリアに行かずともプチ・バカンス気分を味わえる、まぁ、そういうわけなのです^^

わりと広いお店です。グループもよく来てますね。右は紙で包んだ熱々パスタを、その場でお皿にあけてくれる名物シーフード・パスタ。白ワイン・ソースのほう♡

日本人には嬉しい、細めのスパゲッティのメニューが多いのです。左はボンゴレ! 右は名物シーフード・パスタ、トマトソースのほう♡

ペペロンチーニのピザ! ピザ類は間違いないですね〜

ここの名物(と、私が勝手に思っている)は、いわゆるシーフード・スパゲッティなのですが、出来上がったパスタをオーブン・ペーパーに包んでオーブンに入れて風味を閉じ込め、それをテーブルまで運んで来てくれる一品。テーブルに到着したら、その場でお皿にあけてくれるのですが、その瞬間はやはり気分が上がります。お味は白ワイン・ソースとトマト・ソースの2種。観光にきている気分になれること間違いなし。

注意事項としては、もしかするとお味のクオリティが安定していないかも〜というところでしょうか。私は外したことはないのですが、場合によっては過度に塩辛かったりするみたいです。その場合は、素直にお店の人に言うといいのかなと思います。それからお会計はちゃんとチェックしてくださいね^^   昔のロンドンではよくあったのですが、グループで行くと注文されていないものがチャージされていたり ^^;  する場合があるかもしれないみたいなのですよね〜。最近は少なくなっているのですが。

ともあれ、次回に引き続きバーチャル・トリップ・シリーズですw  イタリア観光を疑似体験してみた〜いと言う方におすすめ。現在はeメールで予約を受け付けています。

英国で働くチャンス! スタートアップ・ビザ

0
0


皆さんは英国滞在のオプションとして「スタートアップ・ビザ / Start-up visa」があることをご存知ですか?

Start-up visa
https://www.gov.uk/start-up-visa

私は最近、何度か耳にすることがあり「おお!」と何かが閃きました。ただほとんど知らなかったので、ちょっと調べてみました。すると昨年2019年4月に発動したビザであることがわかると同時に、これは「英国で働いてみたい」と思っておられる全ての元気な皆さんにとって、素晴らしい朗報なのではないかとピンときたのです。そこで少しですが調べたことをシェアしてみますね。

響きが似ている「起業家ビザ(Tier1)」というのは、皆さんもご存知の通り元手がたっぷりある方のためのビザです。最低でも20万ポンド(約2600万円)くらい必要なので、一般の若い世代にはあまり関係ないビザでした。でも、このスタートアップ・ビザというのは必要な資金証明が945ポンドぽっきり。これならいけそうだと思いませんか?

さて、どういう人が申請できるかというと、ビジネス・アイデアを持っている人です。ちょっとしたスタートアップ・アイデアが必要とされているのだと思います。私はこのビザについて聞いたとき、真っ先にこう思いました。

「イギリス上手いね。今の移民制度のままだと優秀な外国人起業家でもなかなかイギリスに居つくことが難しいけど、このビザならチャンスの裾野が大幅に広がるし、新たな面白いUKブランドを育てるための素晴らしい布石になる」。

そしたら、やはり政府の意図はその通りでした。

“best global talent and maintain the UK’s position as a world-leading destination for innovation and entrepreneurs”.(これからもイギリスが世界をリードしていくぜ、他国の助けを借りながらな ^^;)

さて、そのスタートアップのアイデアなんですが、ビザ申請前に政府が認めている企業アイデアの認証機関で、審査を受けなければなりません。認証機関のリストは、下記リンクで参照できます。

https://www.gov.uk/government/publications/endorsing-bodies-start-up/start-up

テック系はさすがに多いですね。でもでも、全ての分野に開かれています! あらゆるビジネス・アイデアを受け入れてくれると見て間違いないと思います。

基本になるのは、以下のような要素があることではないでしょうか?

1)イギリス経済を活性化させる
2)イギリスというブランドのイメージアップに貢献する
3)現地コミュニティやカルチャーの活性化につながる
4)世界にとって画期的なアイデアである

もちろん外国人である私たちにとって、母国との関係性ももしかすると強みになるかもしれません。日本的な要素を絡ませていくのも手ですよね。

今回調べてみてわかったのは、Tier1の一部だった「Graduate Entrepreneur visa(大卒起業家ビザ)」がなくなっていることでした。このスタートアップ・ビザは、その代わりというか、イギリスの大学を卒業していなくても起業できるという意味で、より広い層に向かって開かれたビザだと言えそうです。

さて、最後に私から少しアドバイスを・・・

私も時折イギリスで働きたいという方にお会いします。でも実は「イギリスで働く」ことが目的じゃないんですよね〜^^ イギリスで暮らしたい。そういう方がほとんどです。イギリスの文化が好きだから、そこで暮らしてみたい。暮らすためには働く必要がある。だから「イギリスで働きたい」。

そんな皆さんが、このスタートアップ・ビザをどのように利用できるかについて、私ならこうアドバイスします。スタートアップ・ビザを獲得するために、本当に必要なものは何なのか。

1)イギリスが好き!イギリスで暮らしたい!という意味不明のパッションがあること。
どの国よりもイギリスに興味がある。イギリスの特定の分野に興味があり、そこをもっと掘り下げてみたい。などなど、「なぜイギリスなのか?」の部分が明確になっていて、底知れぬ情熱があること。ここが必須だと思います。そこがクリアであればあるほど、可能性が高まると思います。

2)意味不明の諦めを持たないこと。
「すごいアイデアが浮かばないから、自分はダメかな〜」と思わないこと。「私なんて・・」と思わないこと。ここは非常に大切だと思います。だいたいにおいて、人生の出来事は全てご縁です。イギリスにご縁のある方は、どのような道筋を通っても、ここにこられるでしょう。だから、どんなアイデアでも、ある一定のクオリティをクリアしていれば、認証機関の担当者の気まぐれで「OK」の認証をもらえることになると思います。

3)長い準備期間が必要だと思わないこと。
「いつか実現したい」ではなく「今やってみる」というのがいいと思います。人生、勢いってとても大切です。何かしたいことがあり、イギリスと結びつけることができるなら、すぐにビジネス・プランを練ってみてはいかがでしょう?

実は最近、このスタートアップ・ビザを取得したという日本人女性にお会いしました! その方は長らく海外との接点を持たれた仕事をされている方なのですが、スタートアップ・ビザ用のプランを練るにあたっては、ご自身の専門を生かしたものに絞って、なおかつイギリスとの接点を取り入れたそうです。申請にあたっては、所持金証明用の945ポンド以外に、1300ポンド程度の申請料・雑費が必要だったとのこと。

実際に取得された方のお話を聞いていると、「やはりご縁なのだなぁ」という思いを強くしました。イギリスに残りたいという思いと、ご自身の専門を生かしたいというプロフェッショナリズム。彼女は大変優秀で豊富なお仕事の経験のある方で、現在はある日系機関で専門家としてパートタイムで働きながら、ご自身のプロジェクトも並行して進められています。もちろん仕事の経験年数が少ない方にも、開かれているものだと思いますよ ^^

このスタートアップ・ビザは、2年間有効です。その後、人生がどのような展開になるのかは神のみぞ知る(笑)。これもご縁で展開していくのだと思います。このビザが登場したことが示しているのは、「移民の締め出し時代が終わり、英国の門戸がふたたび解き放たれた!」ということだと思って間違いないと思います。

「ワーキング・ホリデー」ビザとの大きな違いは、自分のアイデアで勝負をする! という能動的な部分ですよね。どんなアイデアでも、プランとして育てていくことができると思います。ピン!と来た方は、ぜひ政府のページを覗いてみてくださいね^^

Polesden Lacey ロンドンから気軽に行ける素敵ガーデン⑧

0
0

Uk☆エコ・ガーデニング格闘記


ロックダウンが徐々に緩和されるにつれて、イギリス内で営業を再開するガーデンも徐々に増えてきました。中でもナショナルトラストが管理するガーデンは6月頭から営業再開、7月中旬の現時点で130以上のガーデンや公園と、200以上の自然的景勝地の駐車場(海岸やカントリーサイド)が利用可能となっています。トイレなどの最低限の設備は使用可能となっていますが、接触が避けにくい子供用のプレイグラウンド、一部のレストランやショップなどは再開されていないところがあります。先週、テーブル間の間隔を広くとって営業再開しているナショナルトラストのレストランを見かけたので、政府のガイドラインに従って徐々に営業再開されていくのだと思います。今後の感染拡大の状況によって随時変更されているので、お出かけ前に公式サイトでのチェックが必須となりそうです。

今回は先月に訪れたナショナルトラストのプロパティの一つ、Polesden Laceyをご紹介します。イギリスのバラのシーズンといえば6月、7月。毎年気候の関係で若干のずれはありますし、バラは繰り返し咲くものが多く秋までずっと楽しめるのですが、気温が高くなると花の数が少なくなることもあるので、満開のバラが見るにはこの時期が一番おすすめです。バラで有名な庭は沢山あるのですが、ロンドンから割と近くて比較的静かなお庭ということでこちらを選んでみました。とは言っても、ナショナルトラストのプロパティなのでいつも人気ですが。

こちらの庭で有名なエドワーディアン・ウォールド・ローズ・ガーデンには十字状に伸びるパーゴラの通路に100以上のランブラーローズ、パーゴラと周囲の通路で区切られたスペースに35種類ほどのハイブリッド・ティー、フロリバンダ、ハイブリッド・ムスクタイプ、と合計2000以上のバラが植えられています。数年前に大規模な植え替えがあってしばらくランブラーローズの丈が短かったのですが、年々順調に成長しています。

ローズガーデン横に長く伸びるダブル・ハーベイシャス・ボーダーは夏から秋にかけて鮮やかな色合いの花々を咲かせて目を楽しませてくれます。以前は片側のみのボーダーでもう一方は芝生になっていたのですが、数年前に元のデザインのダブルボーダーに戻すため、がっつり掘り返して植物を植えなおしていました。今ではそんなことを微塵も感じさせないほど植物がしっかり成長していました。

訪問したのが6月中旬だったのでアイリスガーデンとシャクヤクの花は既に終わっており、ラベンダーガーデンは開花間近でした。おそらく今行けば満開のラベンダーが見れるかと思います。また小さいですが3年前にリノベーションしたウィンターガーデンもあって一年を通して楽しめるように工夫されています。

キッチン・ガーデンとカット・フラワー・ガーデンもお花が満開。美しく整えられたフォーマル・ガーデンを抜けると一転して自然にあふれた静かな風景が広がっています。1400エーカーの敷地内には草原やウッドランドもあってフットパスが整備されているので自然の中を散策することができます。途中、ヒツジや牛のいるエリアを通り抜けることもできるので、かわいい動物の姿を見てのんびり和むのもよいかもしれません♪

COVID-19対策としてガーデン内では、入場人数の制限やタイムスロット制の導入、ソーシャルディスタンスを保てない狭いスペースでは一方通行や立ち入り禁止エリアの設定、サニタイザーの設置、レストランやピクニックエリアは距離を取ってテーブルが配置され、支払いは現金は受け付けずカードのみ、などの対策がとられています。また、屋外施設はオープンでも室内施設(お屋敷内の見学や建物内での展示など)はクローズになっている所が多いです。園内で飲食をする予定で気になる方は念のため携帯用のサニタイザーやアルコールワイプスなどを持参されると良いかもしれません。特に屋外のピクニックテーブルはこまめに清掃されていないし、テーブル付近にサニタイザーの設置をしていないところもあります。

現在ナショナルトラストのガーデンでは事前予約をした方のみ入場可能となってなっています。7月中旬時点では、1週間先までの予約のみ可能となっています。ナショナルトラストは会員数も多いため(会員でなくとも予約可能)、人気のあるお庭の週末の朝早い時間は売り切れになっていることもありますが、平日や午後の時間は比較的予約しやすいです。今後も政府のガイドラインに従って随時システムは変更されると思われますので、予約時とお出かけ前には必ずホームページで最新情報をご確認の上、お出かけください。

ガーデン名 Polesden Lacey
住所 Great Bookham, near Dorking, Surrey, RH5 6BD
電話番号 01372452048
URL https://www.nationaltrust.org.uk/polesden-lacey

★情報は2020年7月時点のものです。事前に必ず公式サイトで詳細を確認してからお出かけ下さい。


イギリス一番のチョコレート工場! バーミンガム<その1>

0
0


御機嫌よう皆の衆! 我輩は前回紹介したコッツウォルズを出て、翌日の夜になんとかイギリス第二の都市、バーミンガム / Birminghamに到着したのだ。

今日は久々にホステルに泊まるのでワクワクしていたのであるが、街の中心部近くにあるのにもかかわらず、街灯が少なく叫んでいる人や道に座り込んでる人がいて危機感を感じながらたどり着いたのである。バーミンガムはミュージアムなど沢山の見どころがあり、歴史のある活発な街だと思っていたのだが、どの街にも旅人が通るには適していない道があるのだな。

ホステルに着き部屋まで案内されたのだが、見た感じ凄く年季を感じるのだ・・・安いから仕方ないと思いつつ明日に備えてパソコンとケータイを充電しようと思っていたら、どこをどう探しても充電器の差し込み口が合計で3つしかないのである! 部屋の人数は6人だったので明らかに足りないのである。我輩は疾風迅雷のごとく空いている差し込み口を確保して勝利したのであるが、ソケットが無いのはなかなか不便であったのだ。

翌日は早朝から目的地であるキャドバリー / Cadburyの工場= Cadbury Worldに行くのである。ちなみにその工場はロアルド・ダールの有名な「チョコレート工場の秘密」にインスピレーションを与えた場所とも言われておるのだ。その後は映画「チャーリーとチョコレート工場」などたくさんの作品の基になった話なのである。キャドバリー・ワールドはチョコレートの世界を五感すべてを使って楽しめる場所となっているみたいなので楽しみなのである!

朝の日差しで街は明るく、昨日の夜の恐さはなかったのだが、気をつけるに越したことはないのである。そのまま50分ほど目的地に向かって歩いているとバーミンガム大学という看板を見つけて、部外者でありながら我輩は少し興味があって寄ってみたのである。

バーミンガム大学の建物は立派なのである。

中には絵画が無料で観覧できる建物があり、我輩はフラ〜っと入って行ったのであるが、そしたらなんと有名なロマン派であり、現在の£20紙幣の絵柄となっているウィリアム・ターナーの絵が飾られていたのである! 予想していなかっただけにとても満足したのである! 他にも立派な西洋の油絵が沢山飾られていて堪能したのである。

ここが絵画のミュージアムなのだ。

中はこんな感じなのだ。写真を撮ると怒られるのである。

少し良い寄り道をしてしまったが、気分を一新して工場に向かうのである! 大学から歩いてすぐのところに工場の看板が現れた。案内の矢印に従って歩いていくと、受付とお土産エリアがあり大繁盛! さすが世界で有名な工場!紫と黄色のコントラストが最高なのだ。

ここが入口なのである!ワクワクが止まらぬ!

少し高めの当日入場券を買い(予約をしないと当日無くなる場合もあるみたいなのだ)中に入って行くと、凝った人形に出迎えられ、キャドバリーの歴史などについて30分ほど解説してくれるのである。その後はチョコレートの製造過程を見たり、試食ができたり、チョコレートで自分の名前や絵を描いたりできる場所があったり、チョコ三昧なのだ!

入場券の販売エリア。当日券よりも、どうやら予約した方が安いみたいなのだ。

工程もしっかり覗けるのだ。

試しに自分の名前を描いてみたのだ。思い出になるぞ!

そして最後に、なぜか乗り物に乗ってヘンテコなチョコ・キャラクターの世界へと入っていくアトラクションが存在しているのである。周りでは子連れの家族が一緒に乗って楽しむ中、我輩は1人で4人用の乗り物に乗って真顔で楽しんだのである。恥ずかしくないのだ!

これは…なんなのだ?(カカオの原産国関連か?!)

まるでディズニーみたいなのだ…

ここがお土産エリア…この色合いがたまらんのだ!

工場内の案内が終わって外に出ると、小さな遊園地みたいなのもあったので子供達は沢山楽しめるのであるな。
満足した我輩はお土産エリアに戻ってチョコとキャドバリーのアヒルを飼って帰るのであった。(実はアヒルを集めるのが趣味なのである。)

次回もバーミンガムなのであるぞ!

 

お楽しみ満載☆ゆる系ヴィクトリアン・ティールーム

0
0

Tea House Theatre  ティー・ハウス・シアター

テムズ南岸の再開発ハブ、ヴォクソール周辺の進化が目覚ましい昨今なのですが、高層ビルが立ち並ぶナイン・エルムスを尻目に東のランベス側はまだまだ昔のロンドンらしい面影を残し、ヴィクトリアンの住宅街が広がるゆったりとした情緒を漂わせています。

ヴォクソール駅を出て高架を潜ってすぐのところには庶民の緑地「Vauxhall Pleasure Gardens」があります。その端に佇んでいるのが、ヴィクトリアン・パブをそのまま再利用したティールーム、ティー・ハウス・シアター♪  2011年の創業です。

建物自体は1886年の建造!

公園が目の前の最高の立地!

名前の通り、ここはティールームでありながら、折に触れてシアターとしても機能しているのですね♡ オーナーさんは俳優、シアター監督、執筆業などを営むハル・イガルデンさん。Timeoutの「Love London Awards」で3年に渡ってアワードを受賞した、まさに地元民に愛されるティールームでは、夜はアルコールも提供するので結局はパブのような雰囲気に^^

まさにパブの造り! でもティールーム♡ おそらくコロナでテーブルの配置も変えていると思われます。各テーブルの上にケーキを乗せているのも何か意味があるのかも。

誰かの家の居間のようにくつろげます♪

カウンターの向こう側にはたくさんの茶葉が。

さて、ティー・ハウスと言っているだけあり、茶葉にはこだわりがあります。紅茶も頼むとティーコージーが必ずついてきて気持ちがほっこり。ハウスブレンドはアッサムとセイロンをブレンドしたブレックファストのほかにも2種があり、その他にも約30種の充実したティー・メニューを用意。お好みのティーにハーブ類を1ポンドで加える薬効ティーのリストもあって、こちらも興味をそそられます。冷たい飲み物もオリジナルがたくさんあり、本当にお茶や飲み物の専門店なのだなと納得。

食事も朝から夜までノンストップで提供しています。イングリッシュ・ブレックファストはもちろん、田舎のティールームならどこでもありそうな軽食、丁寧に作ってくれるサンドイッチ、パイやサラダ類が揃っていて嬉しくなるメニュー仕立て。でも、よく目を凝らしてみると21世紀らしい現代人に合わせたヘルシー・メニューもちゃんとあり、オーナーさんのバランス感覚を感じます。

ケーキの種類もいっぱい♡手作り感もいっぱい♪

そして選んだのがこちら。マーブル・ケーキにバタークリームとストロベリー・ジャム! 大きなピースが小さなお皿に ^^

お茶はハウスブレンドNo1を選んでみました。アッサムとセイロンのブレンド。力強いブレンドがフルファット・ミルクによく合います♪

このケーキ、スポンジ部分は甘さ控えめでクリーム+ジャムとよく合います。とても美味しかったのです。半分食べて半分を持ち帰りにしたいと言ったら、こんな立派な持ち帰りBOXに入れてくれました♡

この日はケーキ類をどうしても試してみたくなり、マーブル・ケーキにバター・クリームとストロベリー・ジャムを挟んだものをいただいてみました。このマーブル・ケーキはなんと3種もあり、他にもヌテラを挟んだものなどがありました^^  焼き具合も完璧で甘さ控えめ、ココアのほろ苦さも感じることができ、クリームの甘さと混ざり合うとちょうど良いバランスでした。

一段高くなっている場所があり、ここが舞台になるのかなと思いました。

さて、このティー・ハウスが佇んでいる周辺については、とても面白い歴史があるので少し。

目の前に公園があると書きましたが、その昔、17世紀後半から19世紀半ばにかけては、もっと広いエリアが「Vauxhall Gardens」または「New Spring Gardens」と呼ばれる遊興目的の美しい緑地だったのです〜。

最初に造成して所有していたのは貴族だったようですが、伝統的に一般にも開放されていたようです。基本的には上流階級の人々が遊ぶための壮大な敷地で、1万2千人の観客を前にオーケストラがヘンデルの組曲のリハーサルをしたり、はたまた6万人が参加する仮想パーティーが開かれたりと、さまざまなエンターテインメントが繰り広げられたようです。

18世紀半ばはロココの時代。時の皇太子がロココ様式の擁護者だったとかでロココなパビリオンを創設したほか、トルコ様式のテントが作られたときは大人気となり、大いに盛り上がったようですね。しかし19世紀半ばに所有者が破産して敷地は一旦閉じてしまいました。ジョージ王朝時代の貴族の虚栄を描いたサッカレーの『Vanity Fair』にも、Vauxhall Pleasure Gardensが登場します。たいへん歴史のある土地なのですね〜。

そして現在のような公共の公園になったのは1976年。何だか歴史を振り返ると気が遠くなるような思いもありますが、今では庶民の憩いの場としてなくてはならない存在です。

右のハンチングをかっこよく被っていらっしゃる方が、おそらくオーナーのハルさん。この方、なかなかクセのある方みたいで、SNSではよく世間を賑わせているみたいですよ ^^;

ともあれ、とても落ち着けるティールームなのであります。

ティー・ハウス・シアター。いかがでしたか? ウェブサイトを見るとこう書いてあります。

「とにかくリラックスして欲しい。ミーティングしたいなら僕たちはそっとしておこう。仕事をしたいならWifiもあるし、友達とただ楽しむためのゲーム・ボードも用意している。お子さんがいるならハイチェアもあるしオモチャもある。新聞を読むだけでもどうぞ。ここへきたら紅茶でも飲んで、ゆっくりしていって欲しい」

私はよく家を飛び出してカフェで仕事をすることが多いのですが、こういったカフェやティールームは、早く人を回転させたいお店が多い中、今となっては貴重だと感じます。それで、勝手に “ゆる系ティールーム” と呼んでいます ^^  キビキビとしたウェイトレスさんも制服を着こなしていて可愛らしいのです(シアター系だからかな?)。

もちろん、折に触れてイベントも各種催されています。イギリスでは8月からエンターテインメント・ベニューの再オープンを認めるというニュースがつい先日流れていましたけど、さて、これからどうなるのでしょうか。大きなベニューは色々と大変でしょうけど、このくらいの規模であればきちんとコントロールしながら再オープンしていけそうですね^^

 

vol.6 |息子が一番好きなスープ「ひよこ豆のスープ」

0
0


夏休み、いかがお過ごしですか?
イマイチどこからがお休みだったのか境目もなく、ひたすら同じメンバー(家族)と同じ景色(家)が続いています。今年に限って夏休みの計画を角から角まで立てていたのに、全て白紙になっちゃいました。多かれ少なかれ皆さん、似たような状況だとは思いますが。

ちょっとご無沙汰してしまいましたが、前回のファラフェルで使ったひよこ豆。スープにしてもとても美味しいんです。トマト缶と茹でたひよこ豆をガーーッとミキサーにかけたら、ボリュームあるスープの出来上がり。ちょっとクミンのスパイスをきかせてスパイシーなスープにしてみたら、13歳男子の息子が「スープはいつもコレにして!!」と言うくらい気に入ってくれました。

ひよこ豆とトマトのスープスープはトッピングをちょっと頑張ったら、ご馳走に見えるんですよ。この時はチリのピクルスとグリークヨーグルト、コリアンダーを散らして、エキストラバージンオリーブオイルをたらり。全部最初から混ぜてミキサーにかけるのではなく、あえて、、です。スープにもヨーグルト、色合いも綺麗ですね。更に上にひよこ豆の茹でたもの、きゅうり、レタスの千切りとかどんどんのせちゃうのもアリ。キリリと冷たくしても美味しいです。飲むサラダ!?

外食もまだ躊躇う方もいらっしゃいますよね。おうちで出来るギリシャ料理、いろいろ作って、外でお友達とギリシャパーティー、もりもり飲んで食べて、何だか元気出そうじゃないですか。

レシピ詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧下さいね。

ROSE BAKERY 🇬🇧 2020 Summer ブリティッシュフェア 8.31まで

0
0


Rose Bakery ローズ・ベーカリー

2011年2月日本初上陸。丸の内に第一号店を構えるや否や、現在日本国内には銀座、伊勢丹新宿店、イセタンハネダストアの4店舗。世界各地に店舗展開中のパリの人気店、Rose Bakery ♪ ベーカリーと言ってもパン屋さんではありません。ローズさんがベイクしたイギリスらしい焼き菓子や、新鮮な野菜にお料理と、シンプルでナチュラルな味を提供するお店です。そしてそこには、ローズさんの素材そのものの美味しさを楽しんでもらいたいという、温かい思いが込められているのです。

ロンドンには、ピカデリーの真ん中Haymarketにある川久保玲さん主宰のファッション・コンセプト・ストア、Dover Street Marketのトップ・フロアにRose Bakeryがあります。ローズ・ベーカリーの第一号店は2002年にパリでオープンしました。過去の記事、江國まゆ編集長連載、カフェだよ 全員集合「オシャレさん集まれ!まぁるいキャロット・ケーキを食べよう♪ 」でも取り上げた「食にうるさいパリに、ブリティッシュ・ベーカリーを出店、そして大成功」という快挙を成し遂げたイギリス人女性ローズさんとフランス人のダンナさん。大成功を収めた経緯や、未だ変わらぬ人気の秘密を、是非ともご一読ください♡

♬ そう!そうなんですよね〜。今、お読みいただいた通り Rose Bakery は、ロンドンのファッション業界の「今」を目撃できるストアであり、カフェでもあります。ということで、日本の「今」を目撃してまいりました! 場所は銀座。ギンザコマツ西館の1〜6階に、ドーバーストリート マーケット ギンザ・コム デ ギャルソンが出店。同じく川久保玲さんがディレクションするロンドン発のコンセプトストアです。そのトップフロア7階にローズ・ベーカリー銀座店がありました。

エレベーターの壁面に描かれたサインがカッコいい!

休日ということもあり本来なら観光客で賑わう銀座の街ですがひっそりとしておりました。入店する為に並んで待つという状況もなく、一定の間隔で席が設けられていました。私は4ヶ月半ぶりに会う友人と斜め向かいに座りました。着席後、お店より折り畳まれた透明のナイロン袋が手渡されました。各人が着用していたマスクをこちらのナイロン袋へお入れくださいうことです。また厨房もサービスのスタッフの方々も、最低の人数でお店を回しておられることがわかりました。当然、オーダーしてからテーブルに運ばれるまでの時間は長いです。しかしこれもお食事を楽しんでいただくという、安全への大きな取り組みだと思いました。

一人で来店されているお客様が目立ちました。一人でも過ごせる優しい空間です。

この度、ペストリー商品にターゲットを絞ったブリティッシュ・フェアを8月31日まで実施中。夏ならではのベリーをふんだんに使ったメニューなど、英国本場の味を皆様にお届けしています。

夏といえばサマープディング!っと、真っ先にオーダーしたら今日は売り切れとのこと。全て手作りなので、数には限りがあるんですね。重なり合うベリー尽くしのイギリスの夏を堪能したかったのに、とっても残念。さて代わりに何を頼もうか・・・っと悩んでいたところ、Welsh reabit / Green salad ウェルシュ・レアビット(英国風チーズトースト)をお願いしました。「英国風」がつくのと、つかないのでは、どこがどう違うのかこれも楽しみでした。

お料理を準備していただいている間、私は周囲の距離を保ちながら店内をゆっくり見てまわってみました。

カウンターに並んだお菓子たちは私たちを幸せにしてくれます

全て手作りのため数に限りがございます

季節の食材と種、豆、穀物など素材の持ち味を引き出すサラダ。たくさんのレシピから日替わりで提供

上段:クリッパー フェアトレード ドリンキング チョコレート 深いコクと豊かな味わいのココア。2013年Great Taste Award受賞。下段:ヒルドン ミネラルウォーター エリザべス女王のお誕生日会でも振る舞われるwater 英国王室御用達として認定

英国ギフトセット🇬🇧お土産、プレゼント、お中元などに♪

お待ちかね、いつもの紅茶!といきたいところですが、今回はフレッシュハーブティー、レモングラス&ミントにチェンジ!身体を目覚めさせて、すっきり爽快にお食事を楽しむために。

絶対に食べたかった英国伝統のデザートフルーツトライフル。スポンジ、色とりどりのフルーツ、カスタードクリームを大きな器に層状に重ねたもの。目で美味しさを感じることができるのも魅力の一つです。フレッシュハーブティーをいただきながら、ペロリっといただきました。

トライフルは、ヴィクトリア時代に流行ったお菓子。残りもの、ありあわせで作ったデザート。

お次は、メニューの中にどうしても今回外せないなと思ったパスティ。以前パスティを調理しているお店の手間暇かけた仕込み具材と、作り手の愛情を生地で包み込むSNSをみて、今度絶対食べてみたいと自分に誓った一品! 一口食べて思わず友人と顔を見合わせ、おいしい〜と。チキンとポワローの甘味とペストリーのザクザク感。思わずビールが頭の中をかすんでいきましたが、フレッシュハーブティーでお口直し。

1700年代のイギリス南西部コーンウォールで誕生した伝統料理

最後は「サマープティング」の代わりにオーダーしたウェルシュ・レアビット(英国風チーズトースト)とグリーンサラダ。カリッとしたカンパーニュ、一見シンプルなチーズトーストと思いきや、噛み締めた後に残るコクな味。なんとチーズペーストにあのギネスビール🍺を混ぜ込んでいるんだそうです。ほのかな酸味と苦味がアクセント!先ほど僅かに頭をよぎったビールがこんな形で再現されるとは・・今日の最高の幸せでした♡

こちらは残念ながら、7月12日(日曜日)までのご提供でした

最後にお土産を購入。イギリス・ウェールズ地方発祥のお菓子、ウェルシュティーケーキ。カランツとミックススパイスの生地を花の形に型抜きし、鉄板で焼いたのちグラニュー糖をまぶしました。イギリスらしい素朴なお菓子です。もう一つはオレンジアーモンドケーキ。どっしりしたこのケーキ、一つだけ購入して家族全員で一切れずつ切り分けていただきました。一口大の甘さとウェルシュケーキとのバランスもよく、美味しさに花の咲いたティータイムをこの日は2度過ごすことができました。

 

このフェアは8月31日まで実施中。ペストリーにクッキー、グラノーラ。またこんな調理方法もあるんだと「ローズ風」に仕上がったフードもお楽しみください。オーガニックの食材をふんだんに使ったお料理とお菓子で、体が必要としている栄養と喜びを、ローズ・ベーカリーさんはこの夏も皆様にお届け中です!

◉ドーバー ストリート マーケット ギンザが、28ブランドとコラボレーションした新型コロナウィルスのチャリティTシャツを、7月23日に店舗及び公式オンラインストアで発売。売上は全て日本赤十字社を通じて医療従事者の方々に寄付されるそうです。これらの活動はロンドン、ニューヨーク、北京などの店舗でも販売されるそうです。詳細はこちらから

※※※※※※※※※※
ROSE BAKERY
http://rosebakery.jp  
オンラインショップ:rose bakery.thebase.in/
◉各店舗の詳細は必ずSNS等ご確認の上、お出かけくださいませ。
また銀座店にてUber Eatsでのお取り扱いをスタート。ローズ・ベーカリーの味を是非ご自宅でお楽しみ下さい。

SFではないアフターコロナ

0
0


「永遠に残るものなど、何もないだろう?
人間だってほんとうはそれを知っている。
でも彼らは、それを信じたいと、
つよくつよく願っているんだ。
人はそれを<祈り>とよぶ。」

画面いっぱいに、雪がふる・・・・・・

世界を浄化するように、降りしきる雪・・・・・・

・・・・・・・

7月26日、フジテレビが「世界SF作家会議」という番組を放送した。アフターコロナの世界を、現代日本を代表するSF作家さんたちが語ると言う趣向。いとうせいこうさんが進行役をつとめ、大森望さん、新井素子さん、冲方丁さん、藤井太洋さん、小川哲さんら、そうそうたる皆さんが参加した。

その番組の中で友人の漫画家、森泉岳土がアフターコロナを描いた書き下ろし作品「アフターコロナのヒューマン」を発表。コロナとの共存を余儀なくされる人間たち、そして彼らを助ける精巧な人工ヒューマノイドたちが生きる地球・・・・冒頭は、その中でヒューマノイドが語った言葉だ。

永遠はない。

しかし人は、それを<祈る>ことができると。

・・・・・・・

<祈り>は人間だけに許された特権なのだ。そうヒューマノイドは思う。

破壊と再生のとき」という4月のコラムで、アフターコロナについて私はこう書いた。

「コロナはある意味、凄まじい意識浄化の役割を果たしている。古い価値観を手放し、新しい世界観をともに生み出していく時期なのではないか。地球上の全ての人々に共通していることがあるとしたら、それは<変わらないものはない>ということだ。同時に<何か新しいことの始まり>だということも変わらない。いまアフターコロナの世界について、色々な人が考え始めている。短期的にみると混乱や取り組むべき社会問題の発生は避けられないかもしれない。課題は、いかに取り組むかだ」

森泉さんの作品を拝見し、そのときの思いが今またよみがえり、新たになる。

私自身のアフターコロナ観はあれからほぼ変わっていないのだが、3カ月が経過し、周囲からもいろいろなドラマが耳に入ってき始め感慨深い。

例えばロックダウン前に、日本から短期で訪れている知人に好意でアコモデーションをオファーした友人は、家族ではない誰かと長期にわたって同じ空間をシェアすることになり、知らぬ間にリレーションシップの試練へと突入した。永遠に続くかに思えた試練も、祈りにも似た思いを重ね、ついに和解。気持ちを言葉にして伝え合うことの大切さを学んだようだ。それぞれの真実の思いは存在し、そのどちらも間違いではない。しかし祈りは確かに届いたのだという。

料理上手な友人たちの和解の宴席。甘美なお酒に酔いしれた日♡

またある友人はロックダウンの間に離婚を決意。長年生活を共にしたご主人のもとを離れ、今、夢に描いてきた生き方を手にしようとしている。互いに尽きせぬ気持ちがあると思うのだが、新たな人生のステージへと踏み出した友人を心から祝福したい。

ロックダウン中に、家庭内暴力をはじめ家族間の問題が増えているという報道を聞くことがあるが、これは蓋をしていた問題が噴出していることに他ならないのだから、その問題に真正面から向き合い、前向きに、そして愛を持って対処をしていくことが、コロナを経験している私たちができる変化への<祈り>なのではないかと思う。良くも悪くも、変化が後押しされている時期が今なのだから。

・・・・・・・・

「世界SF作家会議」では皆さん様々なアフターコロナの世界観を語っておられたが、どこか現状を踏まえた、その延長にあるものだったような気がして、個人的にはもっと突拍子もないビジョンの飛躍が欲しかったな〜と感じている^^  SFのいいところは、まったく新しい世界をまるまると構築できることじゃないだろうか。であるならば、あるべき地球を自由に模索していくことも、楽しい遊戯なのではないかと思う。

その討論の中で気になったのは「自分ではない誰かが責任をとる」ことが期待されている現実を当然のことと捉えている意見があったこと。しかし誤解を恐れずにいえば、アフターコロナは<自分に目覚めた人>が切り開いていく世界なのではないかと思う。自分の力を知り、自分で責任を取っていく世界。「自己責任」がマイナスの意味を帯びる昨今、本当の自由とは強い責任を伴うものだと誰もが気づくことが急務なのではないか。

そんな中で個人的に最もしっくりきたのは、新井素子さんの言葉。未来のビジョンではないけれど、はっきりと「コロナにかかった人が悪いわけではない」という事実を強調しておられたことだ。ここも個人的には同調しておきたい部分。連帯責任を思わせる思想が蔓延する中で、この認識を持つことも、より健康な社会を築いていくうえで急務だと感じる。個人が今できるのは、シンプルだけど生活を整えることで自分の免疫を維持し、あるいは向上させ、ウイルスを受け付けない身体作りをすることではないだろうか。そして自分が日々できることを、精一杯、楽しみながらやっていくこと^^

・・・・・・・・

人は潜在的に「祈り」生きていくものだ。そう言ったのは友人のフォトグラファー、林建次だったと思う。バイク事故で右手の機能を失い、痛みにのたうち回った日々から体得したこと。それが<祈る>という行為だという。今も彼は<祈り>をテーマに写真を撮っている。

「願う」ことの本質は<祈り>だが、祈りはやがて、実現していく。その力強さを、人は深い部分で知っている。森泉岳土が描くアフターコロナの世界では、人類がコロナと共存していくなか、本来持っている<祈り>という武器を忘れるなと暗示する。祈りはやがて現実化する。それが本当のことだと、多くの目覚めた人たちは知っている。<祈り>は意識の在り方であり、人はそれを選ぶことができる。

世界SF作家会議
https://www.youtube.com/watch?v=mVVzL9iTpJQ

森泉岳土 書き下ろし作品
https://www.youtube.com/watch?v=Zx61MRQfQX8

「永遠に残るものなど、何もないだろう?
人間だってほんとうはそれを知っている。
でも彼らは、それを信じたいと、
つよくつよく願っているんだ。
人はそれを<祈り>とよぶ。」

画面いっぱいに、雪がふる・・・・・・

世界を浄化するように・・・・・・

(冒頭のバナーは森泉さんの許可をいただいて掲載しています)

どこか普通じゃない街! バーミンガム<その2>

0
0


御機嫌よう皆の衆!  前回はイギリスで最も有名なチョコレート工場の見学をして 、チョコといろんな形で触れ合って満足したバロンなのである。そこから部屋に戻り睡眠を得て、観光2日目にバーミンガムの中心地散策をおこなっていくのである!

2日目は天気が少し怪しさを見せながらも、まずはこの街で一番大きくアイコンとされているショッピング・モールに向かうとするのだ。実は目的地は我輩が宿泊している所から歩いて10分くらいなのである。道中、夜には見えなかった道路脇に、壁のグラフィティ・アートが見えたのである。(上手なのだが怖い)

夜には見えなかったのであるが、夜に見えたらそれはそれで怖かったのである。

そしてすぐに目的地に到着したのであるが・・・我輩は建物を見て驚くほかなかったのである・・・建物が銀のブツブツで覆われていて、まるでタコの滑らかな様子と吸盤が壁になったかの様な形なのである! これはデパートのセルフリッジが入ったビルで、2003年に完成したSelfridges Buildingなのである。

本当にタコの吸盤みたいなのだ。何をモデルにしたのか知りたいのである。

中に入ると、至って普通のショッピング・モールなのだ。しかし外観はなかなかにエッジが効いた感じなのである。一通り色んなお店を見終わって外に出てみると、すぐ目の前にまた興味深い外観をしたショッピング・モールの入り口を見つけてしまったのである。

目の形をした2つ目のショッピング・モールの入口…どうやらスポーツに目がないようである。

この街は面白いデザインをしているのだな。街の中心には路面電車が通っていて、人は何も気にせずかなり近い距離まで接近して横切っているのだ。電車が来るとクラクションが引っ切り無しに鳴るのである。そういえば日本では信号を守る人が多いけど、イギリスではほぼ守る人はいない事を思い出したのである。国民性なのだな、ふむ。

路面電車と本当にすれすれを歩くのだな。でも電車は活気を増してくれてるのだ。

日本語を見ると安心するのだ。

教会は街の中心なのであるぞ。

他にも中心地には気になるところが多く、日本のものを扱うお店や立派な教会、ミュージアムが沢山点在していて、その建物もまたゴージャスであり素晴らしい物ばかりなのである。

近くに街で一番大きなミュージアム、Birmingham Museum & Art Galleryもあり、そこにはイギリスを代表する画家で、以前も気になっていたウィリアム・ターナーの絵も飾られているそうなので、我輩は入館することにしたのだ。

バーミンガム・ミュージアムの建物は立派なのであるなぁ〜

中に入ると中心に円型の部屋があり、その中心に天使の銅像が身構えており、周りには豪華な絵が沢山並んでいるのだ。奥に進んでいくとさらに沢山の展示物があるのだが、ありすぎてほぼ半日を使い切ってしまうほどであったのだ・・・

天使が待ち構えておるのだ。ポージングが気になるところではあるが…

すぐ隣にギフトショップ。本でできた輪っかが綺麗なのだ。

本の輪っかからパシャりと。

中には食事をするスペースもあるみたいなのだ。

バーミンガム・ミュージアムを出て、我輩は他に何か面白い物はないかと調べていたら、近くにペンのミュージアムもあるとグーグル先生がおっしゃってるので向かうことにしたのだ。

ペン・ミュージアムは人気のない通路にひっそりあるのだ。

到着すると、こじんまりとした建物の中にあったのだ。入り口には少し強面のおじ様が座っていて、やや躊躇したのだが、時間がギリギリの閉館間際であったので、事前に払う事を知らなかった入場料を払って中に入る事に・・・展示室には沢山のペンが置かれていて、凄かったのである。小学生みたいな感想であるが、時間もなく流し読みであまり理解が出来なかったのは勿体なかったのだ。

その後、展示室に居る我輩ともう一人の見学者の二人は強面のおじ様に工房に連れていかれ、そこで30分ほどの説明を受けた。実際に機械を触らしてもらい、万年筆の「先っぽだけ」を作らしてもらい、それを持ち帰らせてくれたのである。かなり親切であったので、我輩は期待以上に満足したのである。

中のペン展示はこんな感じなのだ。

ペン先を集めて作られた何かなのだ!

インクが沢山置かれている。1度は格好良く使ってみたいのだ。

バーミンガムは工業都市なだけあって、沢山のプロダクトが作られ始め、街が活性化していったのであるな。治安自体は少し物騒なところもあるが、それ以上に賑やかでデザイン性あふれる素敵な街であるのだなと感心したのだ。

ふむ、そして肝心の目的であるウィリアム・ターナーの絵を観るのを忘れて帰るバロンなのであった・・・。

生え抜きシェフが贈るロンドナーのための異国

0
0

Norma  ノーマ

ロンドンにグルメ・タパス文化を定着させた立役者であり、最近はメディアにも顔を出しているセレブ・シェフ、ベン・ティッシュさんが、セント・ジェームズの5つ星ホテルとのコラボで2019年9月に創業したレストラン。満を持して8月4日からいよいよ再オープンです!

ロケーションはフィッツロヴィアのグルメ通り、シャーロット・ストリート。通りに沿ってたくさんある素敵なレストランの中から、さぁ、今日はシチリア島とムーアの味を融合したロンドンらしい料理を楽しめる、エキゾチックな装いのお洒落スポットをご紹介しましょう♪

シャーロット・ストリート沿いは強豪揃いですが頑張って欲しいです。

この異国情緒が好き。

インテリアがかなりツボです。シチリア島、つまりイタリアンの要素とムーア料理のフュージョンということで、イスラム風のしつらえ。椅子もふっかりとしていて、座り心地よくとっても落ち着ける空間なのです。コロナ後の再オープンでは安全面での対策を万全に取るようで、この写真の感じとは少し変わっているかもしれませんが、基本的にテイストは同じだと思います。

料理は予想通りの出来栄え! 美しくカットされて登場する自家製フォカッチャが少し固めで、おそらく添えられてきたオリーブ・オイルをたっぷりとかけていただくものだったのかな?という発見以外は、どの料理を注文してもハズレはないと思います。

濃厚なカポナータ!

シャキッとしたラディッキオと小ナスのサラダ。モッツァレラでクリーミーさをプラス。ドレッシングも含め、バランスがとてもよく美味しかった。

地中海風のシーフード・シチュウ。クスクスを添えるのがムーア風♪

カニ肉と松の実のパスタ、サフラン・ソース、だったかな ^^; エキゾチックな味です!

こちらのチョコレート・ケーキ。味のある小鍋で焼かれたそれはボリューム満点で、全部は食べられないよねーと言い合った後、ペロリとフィニッシュしてしまった味の良さ^^  甘いものがお好きな方は、デザート腹を残しておかれることを、強くおすすめします。

絶品、チョコレート・ケーキ♪

ベンさんは2000年代のグルメなロンドナーたちがこぞって行きたがったSalt Yardというグルメ・タパスの先駆け的なレストランのヘッドシェフとして頭角を現してきた方で、今でこそ大変な尊敬を集める有名シェフなのですが、実は長〜い下積み生活をされてきた叩き上げ。リンカーンシャーの海辺の町、スケッグネスで生まれ育ったイギリス人だけど各国料理への造詣が深いのは、キャリアから得た知識だけでなく元来の食への好奇心の高さからなのかもしれません。

同郷のシェフに、一足先に成功していたジェイソン・アサートンさんがいます。同郷のよしみなのか、ともかく若い頃からジェイソンさんと共に、あるいはその口聞きでリッツ・ホテルやその他のレストランで長らく働いておられたようです。90年代のシェフの下積みというのは超長時間労働+薄給+いじめの温床でとても大変だったそうですが^^;  天性の才能はいつか花開く・・・そんなリアル・ストーリーが背後にあることを知ると、余計に料理も味わい深いものになることでしょう。

デートにも使えそうなおしゃれ感いっぱい。ご褒美に美味しいものをお腹いっぱい食べるつもりで出かけられると、楽しいと思います^^


Geoff

0
0


1999年の末頃、毎日のようにコンサートに通っていた時期があり、その頃学んだ事や友人、恩人たちとの出会いは今でも特別なものとして続いています。

ステュアートとの出会いもこの頃でしたが、もう一人の大切な友人、ジェフとの出会いもこの頃でした。

テムズ川沿い、Southbank Centreと呼ばれるこの建物の中にRoyal Festival Hallというコンサートホールがあり、僕はここで初めてインド、日本、ブルガリアの民族音楽やここを拠点に活躍するLondon Philharmonic Orchestraのコンサートを見て沢山の刺激を貰いました。

このホールに併設されている中ホール、Queen Elizabeth Hallで、やはり生まれて初めて生でJ.S. Bachの「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調」を聴きに行った時のお話です。

 

・・・

 

開演前、プログラムノートを一生懸命読んでいた僕に2人の紳士が近づいてきました。

‘Konnichiwa! Nihon-jin deska?’

・・・今なら違う対応をしていたかもしれませんが、当時は ‘日本語を話すイギリス人’ に全く慣れていなかった為、ドギマギしながら ‘Yes, I am.’ と答えるのが精一杯でした(おそらく正解は「Hai, Nihon-jin desu.」だったのかなぁと思いますが)。
何やら不思議そうなリアクションをしていたので、「普通は違う答え方をするのかな?」とまたドギマギしながらもそれなりに楽しく会話をし、連絡先を交換し別れたのですが…その数日後に連絡があり、何と彼の家でご飯でも食べようと誘われ…続きは前回のステュアートと同じ感じになったのですが、彼はゲイではなくただの日本好きの天才数学者で、アラン・チューリング(第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号解読の他、人工知能やコンピュータ科学の分野で多大な功績を残した人物)が率いる研究チームの一員として経験を積んだ後、ロンドンの名門インペリアル大学で51年間教鞭を取ったとうとんでもない方だったのです。

[インペリアル大学の会報誌サイトより抜粋]

ジェフと無事再会し彼の自宅まで歩く中、例のQueen Elizabeth Hallで出会った時の話になり、なぜ彼らが不思議そうなリアクションをしていたのかをニヤニヤしながら打ち明けてくれました。

・・・

“Me and Norman talked to you as we thought we saw a young Japanese girl.” ー「僕とノーマン(彼の友人)は、若い日本人の女の子を見つけたと思って声をかけたんだよ。」

“So we were surprised that you said YES I AM like a man!” ー「だから君が男みたいな声でイエス、アイアムなんて言うからビックリしたんだ!」

・・・

流石にそれくらいの英語はなんとか理解出来ましたが気の利いた返事が出来ず、とりあえず爆笑しておきましたw

そんな感じのありえない出会いでしたがすっかり意気投合し、その後も何度も彼の所に呼んでもらったり、子供が出来てからも家族みんなを招待して近所のパブでご飯をご馳走してくれたりと大変お世話になりました。

ただ、一番お世話になったのはギルドホール音楽院卒業間近の頃、円安の影響で仕送りでの生活が難しくなり、食費を極限まで削ってさらに学費を滞納しなければいけなくなるかもという時に、何も頼んでいないのにいきなり小切手で£6000(当時の換算レートで約1,400,000円程度)を僕にくれた事でした。

 

・・・

 

“Only if you promise me not to talk about this in a future and remain good friends.” ー「君が今後この事を話題にせず、これからもずっといい友達でいてくれると約束出来るのならこれを受け取ってくれ」

 

・・・

 

と、カッコ良すぎる台詞とハグと共に、僕の手に小切手を置いてくれました。

その数年後、彼は脳梗塞を患ってしまい、背中や右半身に痛みを抱えたまま車椅子生活を余儀無くされてしまったのですが、せめてもの恩返しと思い、良く彼の所に行って外に連れ出したりマッサージをしたり話し相手になったりしました。

その頃に彼への感謝の気持ちを込めて書いた曲が ‘Geoff’でした。自宅で録音したCDをプレゼントしたのですが、正式なCD『SKY FLOWERS』のリリースには間に合わず、残念ながら2017年の秋にジェフfは亡くなってしまいました。

その後一年近く経った頃、彼の友人のノーマンから連絡がありました。

“Geoff left a legacy of £10,000 for you. You should receive a letter from a solicitor soon.”「ジェフが君の為に £10,000の遺産を残していたんだ。もうすぐ弁護士から手紙が来ると思うよ。」

 

・・・

 

ステュアートが亡くなった時に僕にしてくれた事と全く同じ事でした。

 

・・・

 

僕の仕事はギターを演奏したり曲を書いたり教えたりする事ですが、音楽自体がそうであるように、僕自身もギターを弾いたり音楽を聴いて気持ちが落ち着いたり救われたりするように、少しでも多くの気持ちと音を、自分に、周りの人達に伝え、そのことが傷付いていたり悲しんでいる人達の気持ちをなだめたり、楽しい気持ちがほんの少しでも増えて、長く続くように、そういう優しい人や音が広がる為の一つの力になりたい、そんな仕事をしたい、とふと思いました(聖飢魔IIも大好きですけどw)。

彼とよく行ったパブ(Devonshire Arms)とカフェ(Fait Maison – Kensington branch)で撮影した ‘Geoff’のオフィシャル動画です。いつも同じPeroni(ペローニ ー イタリアのビール)を頼んでいた彼を偲んで僕も良くPeroniを飲むようになりました。:-)

ポツネンから宮城聰まで見逃せない日本フェス! → 8月1〜7日

0
0


絶対に見逃せない日本関連のオンライン・フェスティバルが、ロンドンのCoronet Theatreのオンライン・プラットフォームで開催されます! 

CORONET INSIDE OUT: ELECTRIC JAPAN
www.thecoronettheatre.com/whats-on/coronet-inside-out/electric-japan

これはコロナウイルスによる劇場閉鎖にともなって、コロネット・シアターが企画したオンライン無料イベント「Cpronet Inside Out」の一環。スポットライトを当てられたアーティストが紹介されると、そのままオンライン・リンクで作品などを観ることができます。

そして8月1日〜7日までの1週間は現代の日本の才能たちが大集結!  シアター、ダンス、フィルム、写真などの分野から、下記でご紹介する素晴らしいアーティストの皆さんのパフォーマンスや作品、インタビューをご覧いただけます。英語付きのご紹介となると思うので、日本語を話さないご家族やお友達と一緒に楽しめますね ^^

・・・・・・・・・・

川口智子『4時48分 精神崩壊』
英国の劇作家サラ・ケインによる遺作『4.48 PSYCHOSIS』を、サラ・ケインを研究してきた演出家の川口智子がアダプテーション。コンテンポラリー・パンク・オペラ『4時48分 精神崩壊』。

奥山ばらば『Trigger Point-Nature』
国際的なダンスフェスティバル参加でも知られる舞踏家の奥山ばらばが、ソロ「Trigger Point-Nature」を踊る。「踊り手は時間を操ることができる<間術師>」だという奥山の身体芸術。

 

長谷川寧『United Me』
振付師、演出家、劇作家で「冨士山アネット」主宰の長谷川寧による「見えない事」を用いて描く作品群のうち「United Me」を上演。世界を取巻く寛容さ/不寛容さに私達は今どう立ち向かう(或いは立ち向かわない)のか。

小林賢太郎『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』
2015年にロンドンでもデビューした小林賢太郎の『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』がまた還ってくる! 今回は2017年にCoronet Theatreで上演されたパフォーマンス。(私も含め)ファンは必見!

 

KENTARO!! a.k.a DAYONASHIIK
ジャンルを超えた音楽と振り付けで注目されるKENTARO!!の、Coronet Theatreへのスペシャル・パフォーマンス!

田村興一郎 DANCE PJ REVO
振付師、ダンス・アーティストであり、DANCE PJ REVO主宰の田村興一郎が贈る、身体強度のあるダンス。緻密な構成力と空間設計で魅せる。

高瀬譜希子
鬼才として知られるイギリス人振付家ウェイン・マクレガーのダンスカンパニー「Company Wayne McGregor」でダンサーとして活躍していた高瀬譜希子。Radioheadのトム・ヨークと共演するなど話題に事欠かないコンテンポラリー・ダンサー。

ケイカガミ インタビュー
建築からファッションに転向し、現在は世界のミュージアムに作品が収蔵される鬼才、伝説のデザイナー、ケイカガミへのスペシャル・インタビュー。

Mayumi Hirata『JUMP!』
ロンドンを拠点に活躍する写真家、Mayumi Hirataの新プロジェクト「JUMP!」。ロックダウンとなったヨーロッパを舞台に、歓びを表現する人々を撮ったジャンプ!作品に勇気をもらおう。

 

益山貴司
劇作家、演出家、俳優、劇団子供鉅人代表の益山貴司。「人間存在の悲しみと可笑しさ」を追求する舞台。

 

宮城聰『アンティゴネ』
現代の日本演劇界を代表する演出家、ク・ナウカ シアターカンパニー代表で東京芸術祭(2018-2020年)総合ディレクターなども務める宮城聰の壮麗なプロダクション『アンティゴネ』。すでに海外で上映され、大絶賛を浴びた名作。

・・・・・・・・・・

というわけで、すごい面々ですね〜♪  ケンジントンにあるコロネット・シアターは19世紀末に建てられた歴史あるビルを利用したシアターカンパニー。コロナがなければ今年はこれに近いラインナップのフィジカルな日本フェスティバルを行う予定だったようです。

8月1日〜7日の期間中、こちらのリンクからオンラインでお楽しみください!

ウェストミンスターの持続可能なヒミツ基地

0
0

Iris + June  アイリス+ジューン

ヴィクトリア駅からも歩いてすぐ、セント・ジェームズ・パーク南側の裏通り。オフィス街でもあるウェストミンスターの、本当に目立たないビルの狭間にひっそり佇む「Iris + June」は2014年春にオープンしている独立系のカフェです。

とてもコンテンポラリーな空間!

通信会社でマーケティングをしていた創業者のジョディさん。次第にカフェをオープンする夢を見始めて、アフター5に料理学校に通ったりコーヒーについて勉強したりと本格的に動き出したことからそれは実現していきました。それからもう6年が過ぎ、今はご近所の常連さんに愛される、思い描いた通りのカフェに成長しました^^

オート・ラテにしてもらいました。ちょうどいい濃さ♡

ニュージーランド発のコーヒー・マスター、Ozoneの豆を使ったリッチで腰のしっかりとしたコーヒー、そして上質のシングル・オリジン・ティーで知られるGood & Proper Teaのリーフ・ティーが、Iris + Juneを訪れる人々の生活を豊かにしてくれます。

特筆すべきなのは、Iris + Juneがサステナビリティ・レストラン協会(SRA)の会員であること。この協会の活動は素晴らしいのですが、会員であることイコール、食品のロスを減らし、リサイクルに取り組み、環境に負荷の少ない方法で運営することが求められるので、消費者としてもこういったカフェをサポートすることはとても意義あることだと思います。

とくに食品ロスの問題には本格的に取り組んでいて、それはSRAが主宰する「Food Waste Bad Taste」プログラムに参加し、実際のチェックと講習を受けたことからも伺えます。どんな部位も無駄にせず料理に生かし、コーヒーや紅茶に使うミルク(オーガニック)も、無駄が出ないようにリコッタ・チーズやパニーア・チーズなどを作って使い切る。そしてプラスチックではなく、ガラス瓶に差し替えていき、お客さんにも持ち帰り用には自分でパッケージを持参するよう奨励しているそうです。

ご近所さんらしい高齢の男性が息子さんと食べていらしたフリッタータ。美味しそう。

ランチに選んだのはひよこ豆とサンドライトマト、ナスのフィロペイストリー巻き。サイド・サラダを付けて♡ これはベジ・オプションで、フリッタータにはベーコンが入ってました。

やさしい ナチュラルな味。不要な添加物一切なし。

丁寧に作られた美味しい軽食やケーキは売れそうな量を計算して作られるのでほぼ売れ残りはないそうですが、残ってしまう場合でも、閉店前に割引価格にして売り切るシステム「Too Good To Go」にも登録しているので、廃棄処分になることはまずないそうですよ。こんなに美味しい料理なら、きっと狙っているご近所さんがいるはず^^

オフィスに人が戻ってくるまでは、お昼でも満席になることは少ないのかもしれないですね。持ち帰りには多くの人が訪れていました。

Iris + Juneの店名は、ジョディさんの二人のお祖母様の名前に由来するのだとか^^  環境意識のある素敵なオーナーさんが切り盛りする21世紀のカフェ。機会あればぜひ♪

必殺スティルトン巻+オリジナル・ジェラート!

0
0

Aun  あうん

元気いっぱいの北東エリア、ストーク・ニューイントンの目抜き通りStoke Newington Church Street 沿いにある日本食屋さん。2017年創業、タパス・スタイルのおしゃれ居酒屋さんです^^

店構えがまず素敵。ヴィンテージな風合いにほだされ期待感がいや増し、どのようなお料理をいただけるのかとても楽しみなのであります。

アートフルなデコレーション♪

ワビサビを感じますな。

そして中に入ってもなお素敵。あえて表現するなら和風+北欧ミニマルといった感じでしょうか。オーナーさんは日本の方なので、お味の方もますます期待が高まるのであります^^

この日は3名で訪れたのですが、本当に居酒屋スタイルの小皿料理でお値段もとてもリーズナブル。あれもこれもと揚げ物3品を含め9皿くらい頼んでしまいましたが、ペロリと美味しくいただいてしまいました♪  ちなみに訪れたのはちょうどロックダウン前くらいで、現在は夜はセット・メニューしか出していないようです。そのセット・メニューも大変リーズナブルでお得感いっぱいなので、ぜひぜひ試していただきたいと思うのであります^^

梅酒〜! 海藻のサラダ、紫蘇&生姜ドレッシング☆

名物ナス田楽! 辛子味噌。

本日のお刺身(ハマチだったかな?)と、右はホタテと野菜の炒めもの。激ウマ。

イベリコ豚のトンカツ! 右はキノコの天ぷら。ちょっと油っこい。

シーバスの天ぷら! うまい!

そして全員がびっくりしたのは・・・変わり巻き寿司の数々でした。もちろんサーモン+アボカドなど通常メニューもあるのですが、スティルトン・チーズ+昆布、サンドライトマト+紫蘇の2種にかなり興味をそそられ、全員一致でその両方をいただいてみました 笑 そして両方とも期待を裏切らない味合わせ!  食の既成概念が存在しない、広々とした宇宙を感じた瞬間です。

衝撃の細巻2種。左のサンドライトマト巻はオリーブオイルにつけていただきます♪

そして締めはオリジナルのジェラートを♡  シェフたちの支持を一身に集めるマスター・アイスクリーマー、ハックニー・ジェラートさんで特別に作ってもらっているそうです♪  3種あるのですが、いずれも素晴らしい出来栄え。中でも八丁味噌のジェラートは必食です。

手前はリコッタ+あんこ♪

左が八丁味噌、右が抹茶ココナッツ♡です。美味しいです♡

その他にもチキン・カツカレー、うどんや丼物などがメニューに見える週末ランチや金曜日のランチなど、日本の味をたっぷり楽しめる構成(いつか行くぞ!)。そして現在は持ち帰りのお弁当も各種作っておられます。

Stoke Newington Church Streetと言えば、今をときめくクリエイティブなショップが軒を連ねる長〜い通り。飲食だけでなくファッションから雑貨まで高感度ブティックばかりで胸が高鳴ります。Aunを目指して来られるなら、前後に散策もぜひ取り入れてくださいね^^

50%オフの外食スキーム、スタート!

0
0


イギリスでは8月3日から31日まで、政府の補助によりレストランやカフェなどの店舗での外食代が、50%オフになる政策が採用されています! 今日からスタート♡ 

Eat Out to Help Out <外食して助け合おう>
https://www.gov.uk/guidance/get-a-discount-with-the-eat-out-to-help-out-scheme

・適用されるのはこのスキームに登録している飲食店のみ。

・適用される曜日は、月曜日、火曜日、水曜日の週3日。

・一人につき1回10ポンドまで(例えば4名なら最高40ポンドまで)。

・半額対象になるのは食べ物とソフトドリンクのみで、アルコールやサービス料には適用なし。

・支払額に制限はなし(ミニマム額がない)。

・人数に制限なし。

・バウチャーなど必要なし。

飲食店は、お客さんに対して割引した額面を政府に請求できる仕組み。つまり私たちは政府に半額おごってもらうってことですね^^

対象となる飲食店のリストは、ポストコードを入れてこちらから検索
https://www.tax.service.gov.uk/eat-out-to-help-out/find-a-restaurant/?_ga=2.81286610.431477745.1596443760-113685466.1581877341

今、自宅住所のポストコードで調べてみたのですが、主要なレストラン、カフェはほぼ全て参加しているみたい。つまり2.5ポンドのコーヒーが1.25ポンドになることだということです〜。わーい。

ただ中心部で調べてみると、現段階で参加しているレストランは限られているのかな・・・という印象です。参加しているお店のうち、あぶそる〜と ロンドンがオススメするレストランをいくつか挙げておきますね。半額になる機会にぜひ試してみてください〜。

The Ninth
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/12671
ジュン・タナカさんの素敵モダン・ヨーロピアン

Mortimer House
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/23104
開放的な空間でいただく地中海料理

Noble Rot
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/28788
ワイン商が贈る渋めの上質ダイニング

Opso
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/10321
北欧インテリアのモダン・ギリシャ料理

Margot
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/17248
上質イタリアン

Frog by Adam Handling
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/24517
トップクラスのモダン・ブリティッシュ

Hide
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/24763
トップクラスのモダン・ブリティッシュ

Ognisko
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/7734
外テーブルがたくさんあるトップクラスのポーランド料理

Morito
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink/dining/20858
無国籍料理のツワモノ

ご参考までに^^   こちらの記事によると、スキームにはおよそ全国72000軒のお店が参加しているそうですよ。上記で挙げたようなレストランでなくても、例えば参加カフェで10ポンドくらいのランチをいただくと、5ポンドになると思えばとても嬉しくないですか? お客さんの数が増えれば、カフェもきっと助かりますよね ^^

今、ロンドンのレストラン業界では予約したのに当日になってお客さんが来ないケース「No show」が問題になっています。予約したのに行けなくなった場合は、お店に事前に知らせてあげるという最低限の礼儀が必要ですよね。日本の皆さんにとってはおそらく当たり前のことだと思うのですが・・・今の状況を思うとより寂しさが募ります・・・レストラン側も頑張ってコロナ仕様に改装しているところが多いので、この機会にぜひHelp Outしたいなと思います。

Viewing all 2119 articles
Browse latest View live




Latest Images